手軽に指定したお店に素人女の子を呼べるギャラ飲みマッチング LION PROJECT

キャバクラ版UBERと称するギャラ飲みマッチングの闇が深そうな件

昨年2017年に神戸で行われた Infinity Ventures Summit(インフィニティ ベンチャー サミット、以下IVS)にて、街コンや合コン系事業を手掛ける新規ベンチャー企業の株式会社ハイパーエイトが数多くのベンチャー企業を退け『キャバクラ版UBER』がビジネスコンテンストで5位にランクインしたそうです。

ちなみにIVSとは、インターネット業界のトップレベルの経営者や幹部が集まり、業界の展望や経営について語る招待制カンファレンスで、平たく言えば新規ベンチャー企業限定の新サービスお披露目会というものです。

キャバクラ版UBERは、LION Projectというプロジェクト名で発表されており、Facebook Messanger Botで男性からの申し込みを受け付け指定の場所へ女性を派遣するサービスのようです。

夜遊び好きな自分としては、キャバクラ版UBERというパワーワードに心躍らされている訳ですが、少々引っ掛かる点などがいくつも有るので利用方法や利用料金など含めて見ていきたいと思います。

ギャラ飲みマッチングサービス『LION』とは?

LION Projectは、正式名称『LION(ライオン)』という名前でリリースされた株式会社ハイパーエイト(代表 五十君圭治)が手掛けるギャラ飲みマッチングサービスです。

株式会社ハイパーエイトは、設立当初より街コンを中心に収益を上げてきた会社で、Mespo(ぐるなびタッチやリクルートポイントと類似したサービス)、タベニーク(食事会セッティングサービス)などを過去に手掛けている近年急成長を遂げてきた会社だと思います。

まずは、実際の利用方法や費用について調べていきたいと思います。

LIONの男性利用手順

  1. LIONを利用する上でFacebookアカウントが必ず必要になるのでアカウントが無い場合には登録して下さい。
  2. LIONの公式ページ上の「FBメッセンジャーで始める」からFacebook MessangerにログインしLION Projectを追加させます。
  3. Facebook Messager内の追加されたLION Project下部のスタートを押すと専用メニューが表示されます。
  4. メニュー内の会員登録を押し会員登録を済ませます。
  5. 会員登録後ログインを押す事でユーザー専用ページが開くのでクレジットカードを登録します。
  6. クレジットカード登録後、女性を呼ぶを押す事で予約が行えるようになります。
    ※2018年07月06日時点で電話番号を登録しないと女の子を呼ぶ事が出来ないように変更されていました。
    ※2018年07月12日時点で電話番号を必要としてない元の内容に変更されていました。

※Facebookの公開プロフィール、友達リスト、誕生日、メールアドレスを運営側へ送信されます。
※公開プロフィール以外は任意なので運営側へ送信したくない場合にはチェックを外す事が出来ます。

LIONの女性利用手順

調査中

LIONの男性利用料金

スタンダードプラン
6,900円 / 60分
延長 1,150円 / 10分
プレミアムプラン
12,000円 / 60分
延長 2,000円 / 10分

2018年06月時点での東京エリアの利用料金です。

LIONの女性謝礼金

基本
5,002円 / 60分
延長
833円 / 10分
深夜手当
24時以降1.2倍
支払い
日曜日締め翌々週火曜日払い

2018年06月時点での謝礼金です。

ギャラ飲みの被害報告とギャラ飲みの実態

ギャラ飲み被害に関しては男性側に関しては少ないかもしれませんが、女の子側はTwitter上で、LION運営側からの謝礼が期日を過ぎても支払われない、延長代や深夜手当てが含まれていない等の問題が起きているようです。

声を上げている人数自体が少ないので信憑性の程が分からないのですが、Twitterを遡っていくとパパ活という名の売春をしており、ドタキャンすると顔写真付きで晒す等をしている人達でした。

元々胡散臭い世界に足を突っ込んでる自覚が少々足りてないのかな?という印象が払拭出来ません。

また、以下のTweetに謝礼金の管理という言葉も出てきていますが、後述する『ギャラの支払い』に矛盾してきてしまいますね。

そして、『案件を送ってくる』という言葉。

恐らく、男性側が女の子を呼ぶとFacebookを開いていない女の子達に通知されるような仕組みになっているのだと思います。この仕組み自体はシステム上当然なような気もしますが、斡旋行為に引っ掛かるのか気になる所ですね。

風俗営業、接客業務受託営業に引っ掛からないのか?

女の子と遊べるような新サービスが出た時にもっとも気になるのは、風俗営業や接客業務受託営業など法律的に問題が無いかという点です。

ここ最近の話で言えば一時期JK商法(18歳未満の女の子とのデート、リフレ、耳かきなど)というものがありましたが、実際の内容的にはお互いに合意した上で裏オプションなどエッチな行為が行われる前提のお店です。

もしも、風俗営業上問題のあるお店でたまたま遊んでいて警察の摘発に居合わせた場合、お客側が風営法の規制で処罰される事はありません。しかし、18歳未満の女の子と裏オプションなど性的行為をしてしまうと児童買春やシチュエーション次第では公然猥褻罪などに問われる危険性があります。

仮に逮捕されなくても半強制的に調書を取られ、裁判などが行われた場合には証人として『どのようなサービスを受けたのか』を裁判官や傍聴人がいる前で事細かに話さなければいけなくなる可能性などもあります。

なので、新しい仕組みを使用した性風俗的サービスなどを利用する場合には、まず法律的に問題がないかを考えてから利用するべきだと思います。

前置きが非常に長ったらしくなってしまいましたが、様々な所から法的に問題があるのでは?と言われていたギャラ飲みLIONですが、代表の五十君圭治が顧問弁護士に確認した内容が以下のものになります。

Q1. 女性を飲み会に呼んで対価を支払うという行為が風俗営業法上の接客業務受託営業に当たるという点

弊社のサービス(ライオンプロジェクト)は、飲食店舗等より「委託を受けて」接客サービスを提供するものではなく、風営法が規制する「接客業務受託営業」には該当しないと考えております。

Q2. 「実質的な請負契約を締結しないまま利用規約で女性側をマッチアップしてしまっているため、偽装請負が指摘されます」とありますが女性側とのやり取りはどうなっていますか。

弊社サービスではまず、男性側ユーザーから飲み会リクエストが弊社のサービスに送信されます。その飲み会リクエスト情報(人数、時間や場所等の情報)は、弊社サービスを通じて、登録された女性側ユーザーに公開されます。

そして、参加を希望する女性側ユーザーだけが弊社サービスに参加意思を伝え、マッチングが成功します。

このマッチングの過程において、弊社から女性側ユーザーに対し、参加を強制することや、参加を指示することは一切ありません。女性側ユーザーは、リクエストに対し自由な意思に基づき参加を決定するのであって、弊社からの指揮命令関係等は存在しません。

もちろん、サービス上も、女性側ユーザーがリクエストに応じる義務(ご指摘にあるような)委託された業務を遂行する義務等は一切定められておらず、想定もしていません。

また、ギャラは男性側ユーザーから女性側ユーザーに対して支払われるものであり弊社から女性側ユーザーに対し報酬等を支払うことはありません。

マッチングに至るまでの女性側ユーザーとのやり取りは以上のようになっており、よって、ご指摘のような請負や準委任の契約関係は存在しないものと理解しております。

Q3. 「Facebookでの本人確認では不適とされ、テレフォンクラブやデリバリーヘルスと同様に、請負者本人の確認義務が必要になります」という点に関してですが、個人認証に関しての対応についてはいかがですか?

弊社サービスは、ご指摘の請負や準委任といった法的関係を生じさせるものではないと理解しております。

もっとも弊社においては、未成年者による参加を避けるために、ユーザー登録時点における審査制度を設けており、その審査においては、Facebookによる本人確認のみならず、年齢確認のため公的な身分証明書の提示を求める運用を行っております。

以上が公開されているやり取りの内容ですが、もっとも気になるのはQ2内にある『ギャラの支払い』に関してです。

『また、ギャラは男性側ユーザーから女性側ユーザーに対して支払われるものであり弊社から女性側ユーザーに対し報酬等を支払うことはありません。』

とありますが、LIONを利用する場合、男性側はLIONの運営側へクレジットカードを登録して支払いを行い、女性側は経過時間に応じて指定口座へ運営側からギャラの支払いがされます。

女の子の参加は任意で派遣や委託をしていないとはいえ、マッチング場所の提供をし運営側からギャラや深夜手当ての支払いがされるのであればなんらかの法律に抵触し危ない印象はありますね。

今後、機会があれば一度くらいは利用してみてレビュー出来ればと思います。

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